「仕事に行くのが苦痛すぎて、朝 吐き気がする」
こんな経験がある人はいませんか?
体に異変が出るのは危険信号!
会社に行きたくないという気持ちが体にも影響するのは、相当に追い込まれている証拠です。
日本人は「つらいことでも我慢することが美徳」と考えがちですが、決してそんなことはありません。
身体や精神に不調をきたしてしまっては元も子もありません。取り返しのつかないことになる前に、早めの対処を心がけましょう。
吐き気の原因
「朝、会社に行くのが苦痛で吐き気がする」という状況が1週間程度続くようであれば、それはもしかしたら「うつ病」の始まりかもしれません。
ストレス性の吐き気の場合は胃潰瘍などの可能性がありますので、更にひどくなる前に手を打つ必要があります。
吐き気の原因を仕事のストレスと定義した場合、以下のような原因が挙げられます。
仕事自体が苦痛
自分が担当している仕事にやりがいを見出せず、それをやること自体が苦痛になっているケースがあります。
例えば、「自分がやりたいこと」と「会社に求められること」のズレがある状態などです。
仕事として任されている以上、適当にやるわけにもいかず、そのズレも自分の中で次第に大きくなっていってしまうのです。
真面目で責任感の強い人ほど、こういった状況に陥りやすい傾向にありますので、今仕事がつまらないと思っている人は特に注意して下さい。
長時間労働による過労
長時間労働や睡眠不足により、心身のバランスが取れずに吐き気を引き起こしている可能性もあります。
周りの人も同じような長時間労働をしている場合、「自分だけ弱音を吐くわけには」と思うかもしれませんが、自分の体は自分のもの。
他の人はどうにか耐えられていても、あなたの体は耐えられていないのかもしれません。
自分の体力は自分しか分かりませんので、どうにか体は動くとしても、無理がかかっていると思った時には素直に休むことも必要です。
人間関係によるストレス
人間関係によるストレスは、代表的な職場のストレスの原因です。
セクハラやパワハラもこちらに含まれます。
こうした言葉が出来た当初よりは会社でも手を打つようになり、あまり目にしなくなっては来ているかもしれませんが、依然としてこのようなことが横行している会社もあります。
対策部署を置く会社も増えてきましたが全ての会社で設置されてるわけではありませんし、上司に相談したとしてもなかなか取り合ってくれないというケースもあり、未だに根強い職場での問題となっています。
吐き気の対処法
思い切って数日会社を休んでみる
気分が悪いのであれば、思い切って数日仕事を休んでしまってはどうでしょうか?
どの会社でも病気療養に対しての休暇取得は認められていますし、深刻な病気であっても休めないようなブラック企業ならすぐにでも辞めるべきでしょう。
「自分がいないと仕事が回らない」と言う人もいるかもしれませんが、その考え自体があなたを追い詰めているものの一つです。
また、会社は基本的には人がいなくなったら仕事が回らなくなるようにはできていません。
それに、仕事が大事だと思うのであれば、結果的にそこで体調を崩してしまって長期で休むようなことになっては、余計会社にとっても負担になると思いませんか?
「自分には責任がある」と思っているかもしれませんが、我慢するのと責任感が強いのは違います。
体を休めることも仕事の一つです。
責任感があるのは良いことですが、行き過ぎた責任感で自分を追い詰めても仕方がありません。
開き直る
仕事は確かにあなたの生活を構成する大きなものの一つですが、決してあなたの人生そのものではありません。
あくまで、あなたの生活を豊かにするためのものの一つです。
今、無理をしてあなたが得られるものはなんでしょうか?
自分は仕事をやり遂げたというそれなりの満足感と引き換えに、後々まで精神的な病を引きずるようなことになっては、それこそ何のために仕事をしているのか分かりません。
あなたがそんなにつらい状況にいるということを、周りは気付いてくれません。
あなたを守ることが出来るのは、あなた自身しかいないことを理解して下さい。
嫌なものは嫌だと会社に伝えて、異動を願い出るなど、自分の心に素直に行動しましょう。
今の環境を変える
そもそも、あなたが今の環境で働かなければならない理由は何でしょうか?
固執する理由が特にないのであれば、そうした劣悪の環境で仕事をする必要はありません。
転職して、今よりもストレスの無い環境で仕事をする方がよっぽど生産的でしょう。
もし、「転職もありかな」と思うのであれば、まずは転職サイトに登録するなど情報を集めてみましょう。
今の環境よりも魅力的な会社が見つかるかもしれません。
また、今の職場を客観的に比較することで、現状のいい点、悪い点が整理でき、自分の市場価値を知る機会にもはるはずです。
実際に転職しないという結果となったとしても、「自分にはこんな道を選ぶこともできる」と考えるだけで気持ちも多少は楽になるものです。
是非一度外にも目を広げてみて下さい。
会社は一つではありませんし、あなたが今ほどストレスを感じず更に活躍できる場は他にあるはずですよ。
SOSを出すのが遅くなり、取り返しのつかないことになる前に、まずは一歩踏み出してみませんか?
おすすめの転職エージェントをまとめていますので、もしよければ見てみてください。