仕事に行くのに電車に乗った時、職場で仕事をしている時、そのような時に心臓の動悸が激しくなったり、呼吸が早くなったりした経験はありませんか。
そういった症状がある場合は、過呼吸(過換気症候群)である場合があります。
過呼吸とともに冷や汗、吐き気、涙が出るなどの症状が出る人もいます。
仕事や職場環境によるストレスである場合がありますので、心当たりがある場合は体調を崩す前に対処法を考える必要があります。
過呼吸とは
不安や極度の緊張により、息を何度も吸ったり吐いたりする状態(過呼吸状態)になり、血中の炭酸ガス濃度が低くなって、呼吸が抑制されることで息ができなくなります。
どんな症状がおこるの?
自覚症状としては次のようなものがあります。
- 息苦しさ(呼吸困難)
- 呼吸がはやい
- 胸が痛い
- めまい
- 動悸
- 手足のしびれ
- 筋肉のけいれんや収縮
- 意識消失
パニック症の場合も過換気症候群を引き起こすことがありますが、過換気症候群は呼吸器内科の疾患であるのに対して、パニック症は心療内科の疾患となります。
過呼吸が起こる原因
心に抱えている不安や恐怖、緊張など精神的なストレスが原因となって起こります。
ストレスの感じ方は人それぞれ異なります。
真面目で几帳面な人ほど過呼吸の発作を起こしやすいことがあげらます。
こんなことありませんか?
- 仕事が激務で忙しい
- 常にプレッシャーがある
- パワハラ
- 過酷な労働時間
- 精神的なストレスが多い
職場で過呼吸が起こった例
- 他の社員の前で職場で激しく叱責される
- 理不尽なことを言われ続ける
- 過酷な労働条件が長期間続く
- 会社に行く電車に乗ると症状が発症する
- 大量の仕事を一度に求められる
- 急な環境の変化
- いじめ、無視などの職場環境
など「精神的に強いストレスを受ける」、「ストレスを受け続ける」などで症状を発症することがあります。
過呼吸の症状が出た場合の対処法として、過呼吸の起こる原因は過剰な二酸化炭素の排出なので、紙袋などを口に当てて吐いた呼気を再度吸い込む「ペーパーバック法」による対処が一般的です。
この場合、袋を口にぴったり当てすぎると酸素不足になるため、口の部分に少し隙間を作っておくようにしましょう。
過呼吸のためパニック状態に陥ったり、不安が強いとペーパーバック法だけでは治まらない場合もあります。
そういった場合は抗不安薬など精神安定剤の処方を受けるため、精神科の病院に相談するようにしましょう。
精神的ストレスによる過呼吸かも…と思ったら
過呼吸が起こるような職場で働くことは、いい職場環境であるとは言えません。
職場環境に過度なストレスがないかどうか客観的に見直してみる必要があるかもしれません。
適応障害を根本的に治療するには、原因となっているストレスから離れることが一番です。
人間関係、職場環境、仕事内容など職場にストレスの原因がある場合は、休職するという選択肢もあるでしょう。
休職すれば会社でのストレスを感じなくて済みますし、実際に休職することで過呼吸の症状が全くでなくなった人も多いです。
しかし、職場に復帰するとまたストレスを感じる職場に行くことになるので、根本的な治療にはなりません。
完全にストレスから離れるためには、転職して新しい環境に身を置くのも一つの方法です。
今の環境を見直してみませんか?
ストレスの原因は仕事内容なのか、職場の人間関係なのか、労働条件なのか人それぞれ違うはずです。
ストレスが原因で引き起こされる体調不良を根本的に治すには、ストレスの元から離れることしかありません。
しかし、心が弱っているときは、マイナス思考になりがちなので、一人でいろいろな決断をすることはおすすめしません。
職場環境や人間関係の悩みであれば、転職エージェントのキャリアアドバイザーに相談してみるのも一つです。
転職エージェントのキャリアアドバイザーは、今のあなたの状況をヒアリングした上で、今の職場を離れて転職するべきか、まずは休職して様子を見るべきかを第三者のプロの目で客観的にアドバイスがもらえます。
キャリアアドバイザーは、職場のストレスに悩む多くの人達の相談を受けているので、そういった経験からさまざまな解決策を提案してくれるはずです。
もちろん、転職エージェントの相談や利用は完全無料です。
自分のいる環境は、客観的に判断できないことも多いものです。
今の環境が恵まれていれば今すぐ辞めず休職を考えればいいですし、もっといい環境があれば具体的に話を聞いてみるなど次の一歩が見えてくるのではないでしょうか。
ただ、転職エージェントといってもたくさんの会社があるので、信頼できるおすすめの転職エージェントを紹介しているので、参考にしてもらえると幸いです。