4月になり新入社員が入ってきた職場も多いのではないでしょうか?
新入社員が入ってきたら後輩ができ、先輩となる人も出てくると思います。
「こんな自分が先輩になるの?」と新人が入ってくることに不安な気持ちを抱えている方もいることでしょう。
実際に私もそうでした。過去の私と同じように先輩になることに不安を抱えている方に向けて書いてみたいと思います。
2年目で先輩になるなんて不安と嫌でしかなかった私の体験談
私が入社したのは製薬会社でした。
それほど大きくない会社の総合職として入社しました。
毎年新入社員を採用しているわけではなかったのですが、ちょうど私が入社した頃、所属していた部署は増員をしていたため、毎年新入社員の入社がありました。
1年間頑張って働いてはいましたが、まだまだわからないことも多く完璧に仕事をこなせている状態ではないよなーと思っていました。
今思えば1年で何でもできるようになるわけないし、まだまだ先輩に聞くことがあって当たり前だよな…と思うのですが、
その時は後輩が入ってきたら何でも自分でやらなければいけないのか…という気持ちで不安になっていました。
- まだ自分も仕事を覚えている途中なのに後輩に教えるの?
- 私が先輩になんてなれるの?
- 仕事ができる後輩で追い抜かされたらどうしよう…
しかも新入社員の指導係を私がやるように指示されていました。
上司からは「何かあれば私に聞くように」後輩に指示がでているのです。
まだまだわからないことがあるのに、「教える立場になるなんて…」と自信がなく内心は戦々恐々としていました。
ライバル心?プライド?
恥ずかしながら、後輩ができる不安な気持ちとともに、後輩に抜かされたくないというライバル心もありました。
2年目で仕事に自信がないのですが、プライドはそれなりにあるんですよね。笑
- 仕事のできない先輩だと思われたらどうしよう
- 「仕事わかってないんじゃない」って後輩にバカにされたらどうしよう…
- 性格のキツイ、怖い後輩だったらどうしよう…
- 後輩の方が仕事ができる子だったら…
自分が後輩よりすべてを知ってないと不安になったり、
誰かに比べられたわけではないのに、勝手に自分で比較して自信をなくしたりしていました。
2年目なんてうまく教えられなくて当たり前!
新入社員が入ってくると若手社員が教育係になることは多々あります。
教育係と任命されていなくても、年が近いので新入社員さんからいろいろ聞かれるかもしれません。
そんな時「私もわからなかったらどうしよう」「うまく教えられなかったらどうしよう」って不安な気持ちになりますよね。
2年目で仕事を完璧に把握するなんて、できないに決まってます。
仕事はそんな簡単なものではありません。
何年もかけてたくさん経験を積んで、いろんなことができるようになっていくものなんです。
後輩に聞かれてわからないことがあったら先輩に聞けばいいんです。
周りの先輩や上司もそれをわかってサポートしてくれるはずです。
※先輩が助けてくれない、放ったらかしの職場ということであれば、そもそもその職場で仕事を続けていくかどうかを考えた方がいいかもしれません…。
そうやってあなたもステップアップして成長していってください。
今思えば早く後輩ができたことに感謝してます
当時の私は新入社員が入ってくることは不安だらけで本当に嫌でした。
実際、後輩が入社してから大変なことや悩むことも多々ありました。
その一方で、「自分自身が本当に成長できた」という大きなメリットもありました。
自分がしっかりわかっていないと人にモノを教えることはできません。
後輩に教えなければいけないと、「自分がなんとなくやっていたこと」や「あやふやだったこと」も改めて確認するようになります。
知識が定着することはもちろんですが、仕事の流れなど会社全体のことも見えてきてとても勉強になりました。
教えられる方より、教える方が実はたくさん学びがあって成長できるんですよね。
人に教えることによって自分の知識が定着し、後輩ができる以前より自信をもって仕事をすることができるようになりました。
また、自分の部署内だけでなく他の部署の人にも教えてもらうことも増えたことで、社内の人脈も大きく広がりました。
これは今でもとても大きな財産です。
自分が嬉しかったことをやってあげればOK
自分が入社した時のことを思い出してみてください。
「会社に馴染めるかな」「仕事をちゃんとできるか」と不安な気持ちを胸に会社に入社したことと思います。
新入社員としての1年目に先輩や上司から教えてもらい、声をかけてもらったことで、うれしかったこと、感謝していることがあると思います。
そのことを次は新入社員の後輩にしてあげればいいんです。
他の社員の人たちに比べて入社2年目のあなたが一番新入社員の気持ちがわかるはずです。
そして、教えてあげることはきっとあなた自身の成長につながるはずです。