うつ病の典型的な3つの症状は
- 抑うつ気分
- 興味と喜びの喪失
- 易疲労性(疲れやすさ)
それ以外の症状として
- 自己評価の低さ
- 自責的
- 睡眠障害
があります。
健康な人でも気分が落ち込んだり、ストレスで夜眠れなくなったり、夜中に突然目が覚めたり、精神的に疲れて何もする気にならないということも少なくありません。
うつ病の一つの診断基準としては、気分の落ち込み、興味・関心の低下、不眠などを2週間以上続いているということです。
健康な人が感じる「気分の落ち込み」とうつ病と判断されてしまう境界線は紙一重と言えるのかもしれません。
職場の上司との人間関係が原因で発症したうつ病
うつ病は決して他人事ではありません。どなたでも起こり得ることですので、「自分は関係ない」と思わないようにしてください。
「夜中に何度も目が覚める」「仕事に行きたくない」「疲れがとれない状態が続いている」という症状を感じていました。
そんな時、妻からも家庭での変化を告げられました。
- 家庭で笑わなくなった
- 言葉が少なくなった
- 休日もさえない症状でため息をついて考え込む状態が続いている
このようになってしまったきっかけは、上司とウマがあわないことが原因です。
上司からは注意を受けたり、叱責されることがあるけれど、それに対して反発したり言い合うことはしていません。
私自身は、「他罰敵」ではなく「自責的」なタイプなので、「自分さえ我慢すれば、組織はうまく回っていく」と考えるタイプです。
なので、黙って注意をうけているものの、上司にも私の気持ちを感じ取っており、上司との確執が続いている状態でした。
会社に行きたくないのも、夜中に目が覚めるのも、上司との関係がうまくいかないということがわかっていました。しかし、誰かに言ったところで何も変わらないと思い、我慢し続けてしまう性格も影響していたのでしょう。
以前は同僚とも飲みに行ってグチを行ったりしていましたが、社内で年齢が上がり立場が上がってくると、部下にグチをいうわけにもいきません。
そのため、ストレスも発散できず溜まっていくばかりです。
その結果、会社の仲間に飲みに誘われても、「行っても疲れるだけ。」行かないようになりました。
ストレスに強い人とストレスに弱い人
人間が生きていく上で、ストレスの要因となるものはたくさんあります。
ストレス要因の中で最も大きいのが、「配偶者の死」で、その他には「離婚」「結婚」「職場の異動」「昇進」など環境の変化です。
ストレスに強い人とストレスに弱い人の差はどこにあるのでしょうか?
ストレスをうまく対処できる人の特徴の一つに「人とよく話をする人」ということがあります。
うつ病を発症している人は、自分の抱えているストレスの渦中にいるとき、視野狭窄のような状態で苦しんでいます。
そんな時に自分の状況を誰かほかの人にはなるだけでも、その状況から距離をとることができるのです。
自分に起こっていることを「出来事として」話すと客観視することができるのです。
家族でも友達でも誰でもいいんです。きちんと話さなくてもグチでもいいんです。
真面目な人ほど、「こんなこと言うとダメなやつ思われるんじゃないか」「バカされるんじゃないか」と考えてしまいます。
そんな時は、転職エージェントのコンサルタントと話してみるのも一つの選択肢だと思います。
愚痴を話しているうちに、「そういった経験があるならこんなお仕事もありますよ」「同じように悩まれていた方はこうやって解決されましたよ」といった新たな一歩が見つかるきっかけになるかもしれません。
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