警察官という仕事自体は知っているものの、普段の生活の中ではあまり関わることもありませんので、実際にどのような仕事をしているのか詳しく知っている人は少ないと思います。
警察物のドラマなどよく見かけはしますが、それはほんの一部であり、どちらかと言えばほとんどの部分は映されていないと言えるでしょう。
そんな警察官という仕事、実は相当にブラックな環境であることが少なくありません。
最近では警察官の中でも、その環境や仕事量によりうつ病になる方が多くなりつつあります。
人を守る大事な仕事ですが、その前に自分が体を壊してしまっては元も子もありません。
警察官としての仕事がつらいと感じ始めてきたら、無理のない内に他の場所という選択肢も考えてみて下さい。
警察官を辞めたい理由
労働時間が長い
警察官という仕事の本質は、何か対応すべき事項が発生すれば朝も夜もなく働くことを求められるものです。
規定上の勤務時間はあったとしても、実質的に定時は○○時と行った概念はなく、部署によりますが中には月の残業時間が100時間を超えるような超長時間働かなければならない人も。
休みでも呼び出される
当然休みはありますが、休みであろうが関係なく電話が掛かってくるのが警察官の仕事です。
連絡さえあればすぐに駆け付けなければならないため、遠出することも容易ではなく、なかなか心身が休まる時がありません。
体育会系組織がつらい
警察組織は完全な縦割り社会です。少しでも階級が上であれば、逆らうことは許されません。
また、体育会系な色が強い組織体制で、セクハラ・パワハラが未だに横行しているというのが内部の実情です。
上下関係を利用した執拗な嫌がらせに遭い、時には自殺してしまうほどに追い詰められるケースもあります。
ストレスが溜まる職場なだけに、そういった行為がその捌け口となってしまっているのでしょう。
出世が難しい
キャリア・ノンキャリアという言葉を聞いたことはありますでしょうか?
警察には出世ルートがあり、入口の時点で出世に関してもほぼ決まってしまいます。
実際に厳しい仕事をしているのは現場の警察官であるはずなのに、大きく恩恵を受けるのは後方で指示を出しているだけのキャリア組であるなど、苦労が報われない環境です。
警察官からの転職におすすめの転職先は?
民間会社の警備員
真っ先に思い付くのは警備員の仕事ではないでしょうか?
警察官としての職歴は他の仕事に活かしづらいと一般的には言われますが、警備員の仕事は警察官としての経験をほぼそのまま活かすことが出来ます。
警察官としての仕事自体が嫌いではなかった場合、おすすめの転職先です。
自動車学校の教官
交通課に勤めていた人であれば特にですが、交通を含むルールに長けている分、自動車学校の教官も経験を活かしてできる仕事の一つです。
ルールを守ることを教えるという仕事ですので、警察官という経歴からはぴったりな仕事でしょう。
運送会社
前述したように、警察官の嫌なところの一つが過剰とも言える上下関係です。
運送会社の仕事は主としてドライバーですが、基本的には1人で仕事が出来るのでそうした人間関係に悩まされる可能性は少なくなります。
体力勝負なところもありますが、警察官として職務を全うしていた人ならさほど問題はないでしょう。
また、内容によりますが給与も他の仕事よりも若干高めなので、転職による収入ダウンの心配もさほど必要ありません。
警察官からの転職で気をつけること
柔らかい印象作りを心掛ける
警察官は法の番人という意識が一般には浸透しています。
仮にそこまで堅い部署にいなかったとしても、前職が警察官というだけで何となく身構えてしまうのは人は少なくありません。
会社が人を雇う際に重要なポイントの一つに、「この人はうちの会社でうまくやっていけるか」という点も重視されますので、あまりに硬すぎる印象は基本的にはNG。
扱いづらそうだなと思われたら、その時点で採用は難しくなります。
変に緩そうに見せる必要はありませんが、できるだけ柔らかい印象を与えることを意識することで、「この人は堅物というわけではなさそうだな」と思われるように日頃から人に与える印象を意識していきましょう。
世間の動きを把握しておく
一般の会社で働くということは、経済活動に関わる1人として働くことです。
警察官という仕事は一般的な会社の経済活動とは隔絶された社会にいる傾向があります。
自分が世間ズレしている可能性があるということを理解し、日頃からニュースで景気の動向を中心とした経済活動について見識を高めていきましょう。
その仕事の経験は無かったとしても素質さえあれば採用される可能性は高まりますので、せめてその部分が足かせにならないよう、勉強できることは事前に勉強していきましょう。
仕事を選ばない
警察官から一般の会社に入るのであれば、ほとんどの場合は前職からは異業種への転職になります。
そうした中で一番重要なことは、どんな仕事でもまずは一生懸命やるという謙虚さ。
未経験であることは紛れも無い事実ですので、人の2倍でも働いて出来る限り早く戦力となれるよう努力するという姿勢を見せましょう。
志望する会社の中でも、やりたい仕事・やりたくない仕事はもちろんあると思いますが、まずは与えられた仕事をなんでもこなすという気概を見せ、信用を勝ち取っていけば、やりたいことは後からいくらでも出来ます。
警察官からの転職に転職エージェントを利用すべき理由
転職エージェントでは求職者に対して、担当者のキャリアアドバイザーが下記のようなサポートをしてくれます。サポートはすべて無料です。
- 今までの経験からキャリアプランを一緒に考えてくれる
- 希望にあった求人情報を紹介してくれる
- 求人先の詳しい情報や求めている人材の情報を教えてもらえる
- 提出書類の添削や面接対策などのサポートをしてもらえる
- 年収などの条件交渉や入社日の調整などを企業側とおこなってくれる
警察官からの転職は、仕事内容や業界、給料、職場環境など一般企業への転職に不安に感じることも多いのではないでしょうか?
不安に思うことがあれば、どんな些細なことでもキャリアコンサルタントに相談してみてください。
警察官から一般企業への未経験職種への転職を実際に成功させている人は多くいますので、そのノウハウを聞くだけでも非常に参考になるでしょう。
基本的にはどこも無料で使えますので、ひとまず登録して情報を集めるだけでも非常に参考になるはずです。
「警察官を辞めたい」という考えが浮かんだら、「仕事を辞める前に」まずは転職エージェントに登録することです。
- あなたのこれまでの経験からどんな転職先があるか(あなたの市場価値)
- 求人情報や企業の詳しい内部情報(企業が求めているもの)
- 書類選考や面接のポイント(内定をもらうコツ)
これらのことを知ることで、ただ「辞めたい」と考えているより、より具体的な状況判断ができるのではないでしょうか?
自分には今の「職場以外の選択肢がある」というがわかるだけでも、精神的にとても安心できるはずです。
転職相談におすすめの転職エージェント
転職エージェントのキャリアアドバイザーは、あなたと同じように仕事や職場の悩みを抱えた人達からたくさんの相談を受けています。
そのため、さまざまな解決策を提案してくれるはずです。
もちろん、転職エージェントへの相談は完全無料です。
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転職を無理に勧められない
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まずは、キャリアアドバイザーに相談してみませんか?
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