ウェディングプランナーと聞くと、「華やかでキラキラした結婚式場で働ける」、「幸せのお手伝いができる」「センスを活かせる」イメージが強い職種です。
しかしいざ働いてみると「思っていたのと違った…」と理想と現実のギャップを感じる人が少なくありません。
実際にワークライフバランスの実現のむずかしさから、離職率の高い職業でもあります。
ウェディングプランナーが転職するのにおすすめの転職先の業種や職業を紹介します!
ウェディングプランナーを辞めたい理由
ウェディングプランナーは憧れの仕事にランキングされることが多いですが、離職率が高く入社1年で3人に1人が退職すると言われています。
多くの人が辞めてしまう理由にはどういったことがあるのでしょうか?
勤務時間が長く休みが不規則
結婚式の多くは土日に開催されるため、基本土日に休むことはできません。
特に繁忙期(ジューンブライドや秋)の結婚式シーズンになると休日返上での仕事もあるほどです。
また新郎新婦との打ち合わせは夜遅くになったり、結婚式当日は早朝から式場に入り、会場の準備や各部署との打ち合わせなどがあります。
忙しい時期は残業時間が月100時間などということも…。
生活リズムが不規則になりがちで、体力的にも過酷な仕事です。
失敗が許されないプレッシャー
結婚式は人生の一大イベントの一つです。
特に女性の結婚式への思い入れは強く、新郎新婦二人にとって晴れ舞台で失敗は許されません。
- 招待状や引き出物の発注はできているか
- 席次表の名前に間違いはないか
- 音楽やムービーの調達は大丈夫か
同時進行で担当している結婚式すべての調整をミスなく、漏れなく、遅れなく管理しなければいけません。
結婚式当日になると
- 打合せ通りに進行できているか
- 時間配分はスケジュール通りか
- 音響や照明は問題ないか
- 料理は大丈夫か
などに常に気を配らなければいけません。
どれだけ入念に準備しても本番になにかトラブルが発生することもあります。
華やかな一方で新郎新婦の晴れ舞台を成功させるため、常にプレッシャーがありストレスの大きい職場なのです。
営業ノルマがある
結婚式は数百万円単位の大きなお金が動くものなので、どの結婚式で上げるか真剣に吟味しています。
会場の見学にきたカップルに式場を選んでもらえるよう営業しなかればならないので、営業が苦手な人にはつらいことでもあります。
式場契約だけでなく、さらに結婚式を単価をあげるためのオプション営業があります。
料理のコースをあげたり、お花のレベル、数をアップしたり、演出を追加したり、さまざまなオプションを営業します。
ウェディングプランナーで描いていた華やかなイメージとのギャップに苦しむ人も多くなってくるのです。
クレームが多い
結婚式は予想外のハプニングやトラブルも起こりがちです。
配膳ミスがあった、照明・音響のトラブル、演出のトラブルなど…
自分自身のミスでなかったしても、結婚式運営の窓口はウェディングプランナーになります。
些細なミスであっても、親戚や友達、職場の上司などが集まる一大イベントでもミスは新郎新婦にとっては大きなものとして感じられます。
大変な時には訴訟に発展するケースもあるなど、精神的なダメージはとても大きなものになります。
ウエデングプランナーからの転職!おすすめの仕事は?
ウェディングプランナーとして働いていると様々なスキルが身に付きます。
その中でも転職の際に活かせるものとしては次のものがあります。
- コミュニケーション能力
- 礼儀・マナーに関する知識
- マネージメント能力
- 細やかな気配り、臨機応変な対応力
こういったスキルを活かしておすすめの業種をいくつかピックアップしました。
ホテルスタッフ
ホテルスタッフはお客様がいかに気持ちよく笑顔で過ごしていただけるかを考えて仕事をする必要があります。
ウエディングプランナーは接客やマナーの基本が身についているので、ホテルスタッフの仕事にはとても向いています。
秘書
細やかなサポート力、スケジュール管理能力、マナーの知識などは秘書の業務でも求められるものです。
秘書のお仕事はこういったスキルを活かすことができる職場です。
人材業界のキャリアアドバイザー
キャリアアドバイザーは相手の希望をヒアリングし、希望に近い求人を紹介したり、キャリアのアドバイスをする仕事です。
ヒアリング能力やプレゼンテーションスキルの経験が生かせるので活躍しやすい職種と言えます。
ウェデングプランナーから異業種へは転職エージェントの利用がおすすめ
ウェデングプランナーから転職したいけれど、「自分にどんな仕事ができるか?」「他の業種に転職できる?」と不安に思う方は、多いのではないでしょうか?
転職エージェントでは求職者に対して、担当者のキャリアアドバイザーが下記のようなサポートをしてくれます。
もちろんサポートはすべて無料です。
- 今までの経験からキャリアプランを一緒に考えてくれる
- 希望にあった求人情報を紹介してくれる
- 求人先の詳しい情報や求めている人材の情報を教えてもらえる
- 提出書類の添削や面接対策などのサポートをしてもらえる
- 年収などの条件交渉や入社日の調整などを企業側とおこなってくれる
ウェデング業界から異業種への転職は、仕事内容や給料、職場環境など不安に感じることも多いのではないでしょうか?
不安に思うことがあれば、どんな些細なことでもキャリアコンサルタントに相談してみてください。
ウエデング業界から実際に転職を成功させている人は多くいますので、そのノウハウを聞くだけでも非常に参考になるでしょう。
転職エージェントに相談したからと言って必ず転職しなくても、ひとまず登録して情報を集めるだけでも大丈夫です。
転職を考えているのであれば、「仕事を辞める前に」まずは転職エージェントに登録することです。
- あなたのこれまでの経験からどんな転職先があるか(あなたの市場価値)
- 求人情報や企業の詳しい内部情報(企業が求めているもの)
- 書類選考や面接のポイント(内定をもらうコツ)
これらのことを知ることで、ただ「辞めたい」と考えているより、より具体的な状況判断ができるのではないでしょうか?
ウエディングプランナーからの転職におすすめの転職エージェントをまとめていますので、ぜひ参考にご覧ください。
⇒ウェディングプランナーからの転職におすすめの転職エージェント